Q: 今までの医療従事者としての歩みとキャリアについて、またなぜ新規開業されたか教えてください。
A: 小児難聴診療の経験を、地域できこえに困る方々に寄り添うことに生かしたく、新規開業しました。
京都府立医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科学教室、および京都市児童福祉センターという療育施設の耳鼻咽喉科で小児難聴を中心に従事してきました。数多くのお子さんの聴力検査を実施し難聴の診断を行うにあたり、御社製品に支えられてきました。
Eclipse(エクリプス)のASSRやABRなどの他覚的聴覚検査機器は、非常に使い勝手が良く、正確、検査時間も従来機種と比較してかなり短縮され、入眠時間の限られるお子さんの検査には欠かせないものでした。また、メンテナンスも大変よくしていただき、困った時には色々教えていただけて、ありがたかったです。ご案内いただいた御社各セミナーにも参加し、最先端の知識も勉強することができました。
その後、難聴と診断した乳幼児の方々が成長されるなかで、卒業後、就労すると定期的に相談する場所が限られることを憂慮するようになりました。彼らが困ったときに気軽に駆け込める場所を作りたい、そしてお子さん達だけでなく地域に暮らす就労難聴者、高齢難聴者の方にも寄り添いたい、という気持ちから、新規開業を決めました。