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導入事例:

耳鼻咽喉科ひょうごクリニック様

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ご略歴の詳細についてはこちらをご覧ください。

●ご施設名:耳鼻咽喉科ひょうごクリニック

●URL:https://hyogo-ent.com/

●所在地:〒 606-8107 京都府京都市左京区高野東開町18

●電話番号:075-707-3387

●診療内容:耳鼻咽喉科、アレルギー科

●導入機器:AD528VRAスクリーン


医療機器認証番号: 302AIBZX00028000(AD528)

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Q: 今までの医療従事者としての歩みとキャリアについて、またなぜ新規開業されたか教えてください。

A: 小児難聴診療の経験を、地域できこえに困る方々に寄り添うことに生かしたく、新規開業しました。

京都府立医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科学教室、および京都市児童福祉センターという療育施設の耳鼻咽喉科で小児難聴を中心に従事してきました。数多くのお子さんの聴力検査を実施し難聴の診断を行うにあたり、御社製品に支えられてきました。

Eclipse(エクリプス)のASSRやABRなどの他覚的聴覚検査機器は、非常に使い勝手が良く、正確、検査時間も従来機種と比較してかなり短縮され、入眠時間の限られるお子さんの検査には欠かせないものでした。また、メンテナンスも大変よくしていただき、困った時には色々教えていただけて、ありがたかったです。ご案内いただいた御社各セミナーにも参加し、最先端の知識も勉強することができました。

その後、難聴と診断した乳幼児の方々が成長されるなかで、卒業後、就労すると定期的に相談する場所が限られることを憂慮するようになりました。彼らが困ったときに気軽に駆け込める場所を作りたい、そしてお子さん達だけでなく地域に暮らす就労難聴者、高齢難聴者の方にも寄り添いたい、という気持ちから、新規開業を決めました。

 

Q: VRAスクリーンとAD528をご採用頂いた理由や決め手がありましたら教えてください。

A: オージオメータでインサートイヤホンが使用でき、VRAスクリーンと組み合わせてスムーズに検査を実施できることが決め手となりました。

 

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AD528は、ヘッドホンによる正確な純音聴力検査に加えて多彩な自由音場検査が正しく実施でき、音場スピーカーとインサートイヤホンの使用も可能でVRAスクリーンと組み合わせてスムーズな連動ができることが魅力でした。また、小さなお子さんの聴力検査である条件詮索反応聴力検査CORやVRAがクリニックで実施できないか、と考えていたときに、モニター型のVRAスクリーンをご案内いただきました。極小床面積のなかでやりくりをして設計士の先生が作って下さった当院の防音室内(内寸2×1.8m)に設置可能であったこと、モニター画像が大変かわいらしくおしゃれで、お子さん達に喜ばれそうなことが、採用の決め手となりました。

 

 

このホームページ(www.diatec-diagnostics.jp)は、弊社の販売する製品やサービスに

関する情報を、医療関係者(医師・看護師・医療機器販売店等)の方に提供することを

目的として作成されており、一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

あなたは医療関係従事者ですか ?

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Q: 機器導入時に工夫されたことはありますか?

A: 圧迫感のない検査環境作りを心がけ、VRAスクリーン画像を確認するミラーを設置しました。

小さなお子さんからご高齢者まで検査室に入っていただくので、圧迫感を感じずにリラックスして検査を受けていただける環境作りを心がけました。また、VRAスクリーン画像を検査者側から確認するため、施工の方がミラー設置の工夫をして下さいました。

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Q: 弊社機器ご導入において良かった点などありますか?

A: きこえを心配される方が最初に訪れる場所に、正確に多彩に評価できる検査機器を導入できて良かったです。

自身やご家族のきこえを気にされている方はたくさんおられますが、大病院には気持ちの上でもシステム的にも受診し難いもの、まず相談するのはかかりつけ医です。一方、小さなお子さんのCOR・VRAや、成人の語音聴力、音場語音聴力、補聴効果測定、騒音下での評価、などの多彩な聴力評価をすべてかかりつけ医で実施するのは大変なことです。当院では、今回導入したシステムを活用して、これが可能になりました。私の数々の要望を丁寧にかなえてくださった御社スタッフの方々には大変感謝しています。

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Q: 今後の展望や今後新規開業される方へメッセージやアドバイスはありますか?

A: きこえに寄り添う診察手段はたくさんあります。ぜひ聴覚を中心に据えられたご開業をご検討ください。

当院は丁寧な各種聴力検査に基づいた小児難聴診療、補聴器外来に加え、信州大学と共同研究で行う難聴遺伝子診断とカウンセリングも開始し、引き続き地域の皆様のきこえに寄り添っていきたいと思っています。

耳鼻咽喉科新規開業全体では、聴覚を中心に据えてクリニックを開業されるケースは少数派かもしれませんが、そのぶん他クリニックとは違った特色を打ち出すことができます。また、今後できることが増えていく分野なのではないか、と期待しています。そして、聴力検査システムを組まれたらぜひ、先生ご自身や検査担当の方がご開業前に実際に機器に触れられ、改善点をダイアテック社スタッフの方々に伝えるとよいと思います。ベストのカスタマイズはクリニックごとに違います。スタッフの方々はきっと丁寧に聞き取って、先生のベストを作るお手伝いをしてくださると思います。当院は2023年4月開業と、まだまだ開業から日が浅く、これからです。ぜひご一緒に頑張りましょう。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。