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導入事例:

狭山ヶ丘駅前耳鼻咽喉科アレルギー科 様

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ご略歴の詳細についてはこちらをご覧ください。

●ご施設名:狭山ヶ丘駅前耳鼻咽喉科アレルギー科

●URL:https://gaoka-ent.com/

●所在地:〒359-1106 埼玉県所沢市東狭山ヶ丘1-3-1 ソレイユ狭山ヶ丘103

●電話番号:04-2924-3315

●診療内容:耳鼻咽喉科、めまい、耳鳴り、補聴器外来、アレルギー科

●導入機器:Titan(タイタン)

      Affinity Compact(アフィニティーコンパクト)

 

医療機器認証番号: 224AABZX00118000(Titan)

医療機器認証番号: 302AIBZX00013000(Affinity Compact)

 

Q: 今までの医療従事者としての歩みとキャリアについて、またなぜ新規開業されたか教えてください。

母校である防衛医大や自衛隊中央病院で初期研修を行い、耳鼻咽喉科に入局しました。3年目、4年目は自衛隊医官として札幌の部隊に配属され、部外研修として耳鼻咽喉科麻生病院を選択し、聴覚検査や平衡機能検査の実務研修や手術研修、外来研修など幅広く耳鼻咽喉科全般の研修をさせていただきました。

5年目、6年目は母校で耳鼻咽喉科専門研修をさせていただきましたが、この時の上司に「幼若ラット蝸牛の器官培養」を利用した研究を教わり、「耳領域」に興味を持つことになりました。自然と母校の 「難聴外来・補聴器外来」 に顔を出すようになり、聴覚検査の奥の深さを知りました。8年目からは大学院に入学しましたが、私はたまたま耳鼻咽喉科ではなく解剖学の教室に所属しました。耳鼻咽喉科でも外来や手術、検査を担当しながらも、解剖学でラットを用いた耳鳴の研究に打ち込み、学位も耳鳴りで取得しました。

開業する直前は宮古島で3年間勤務する機会がありました。宮古島は、難聴者や補聴器装用者に対するケアが十分とは言えないエリアでしたので、関係する琉球大学や宮崎大学、地元の補聴器専門店などのバックアップの元、離島で初めての難聴補聴器外来を立ち上げさせていただきました。大学院の間に、 新たに耳鼻咽喉科内での直接の上司となった先生からは、患者満足度を意識した補聴器外来について教わりました。今まで思っていた補聴器外来は、医師による診察後は補聴器調整など「業者に丸投げ」という印象でしたが、全く違いました。同じように自分のやりたい補聴器外来を実現したいと思いましたが、組織に属していながらやりたいことをやるというのは難しいと判断し、開業を決断しました。

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Q: アフィニティーコンパクトとタイタンをご採用頂いた理由や決め手がありましたら教えてください。

A: 世界標準の機器でさまざまな機能が搭載可能で且つ、検査モジュールの後付けもでき、スタイリッシュな機器であり、また自分の目指す診療スタイルに合致していたという点です。

札幌の某補聴器専門店にご挨拶に行く機会があり、その際拝見した機器がアフィニティでした。補聴器調整の際に患者さんへ調整画面をモニターで供覧しながら、視覚的にも分かりやすい説明をしているなという印象で、その分かりやすさから、患者さんが納得しやすく、満足度が非常に高そうなイメージを持ったのが始まりでした。検査者と被検査者が同じ空間で同じ情報を共有しながら説明をして納得してもらうというスタイルは耳鼻咽喉科の補聴器外来ではあまり見られないと思います。

海外ではこれが当たり前というのも少しショックでしたが、世界標準の機器でさまざまな機能が搭載可能で、且つ、検査モジュールの後付けもでき、スタイリッシュな機器で、なにより決め手は自分の目指す診療スタイルに合致していたということです。実耳測定やインサートイヤホン、TENテストも最初から導入しましたが、開業医でも診療の幅が広がると思います。やはりアフィニティーコンパクトみたいなシステムが一番使い勝手が良いように思います。検査者にとっても画面が見やすいですし、画面を見ながら検査の説明もしやすいです。前提として、検査前になぜその検査が必要か、またその検査の方法をしっかりと説明することにより患者さんも理解し、納得した上で検査を進めることができます。

このホームページ(www.diatec-diagnostics.jp)は、弊社の販売する製品やサービスに

関する情報を、医療関係者(医師・看護師・医療機器販売店等)の方に提供することを

目的として作成されており、一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

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Q: 機器導入時に工夫されたことはありますか?

A: 付き添いの方が一緒に入っても圧迫感がない広い防音室で検査について説明した上で実施することにより安心感を与えられるよう工夫しました。

工夫と言えばやはり広い防音室です。広い防音室がないと、ちゃんとした検査ができないので 3 x 4 m という広いものを特注で作りました。当院の一番の特徴ですので、クリニックの中心に据えています。小さなお子様やご年配の方の付き添いのご家族が一緒に防音室に入り、検査終了後にアフィニティーコンパクトのモニターを見ながら、視覚的にも分かりやすく、付き添いの人も何をしているか見えるため安心感も与えられます。

検査機器自体が大きいと広い防音室内でもそれなりに場所をとりますが、こちらの機器はコンパクトなので場所も取らずに、人が複数入っても圧迫感がないというところが良かったなと思っています。また、検査しやすいように動線を考えて、机やダイアテック製品の配置も意識しました。

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Q: 弊社機器ご導入において良かった点などありますか?

A: 機械はとても安定していてエラーも出たことがないですし、操作性も全く問題なく、非常に安定して使っています。また、補聴器特性の測定もスピーディです。

狭いところが苦手な人もいますから、広いところで見た目も近未来志向でおしゃれな感じなので患者さんの満足度がとても高い印象です。開業時の内覧会では耳鼻咽喉科の先生も来てくださったのですが、オージオメータにダイヤルがなく、パソコン1台で聴力検査が実施できることに驚かれていました。

防音室が広いため圧迫感がなく、スタイリッシュな検査機器に感心してくださる患者さんも多いです。機械はとても安定していてエラーも出たことないですし、操作性も全く問題なく、非常に安定して使っています。また、補聴器特性の測定もスピーディです。

 

Q: 弊社や弊社製品に期待することはありますか?

情報発信もしっかりとされていて、独自のセミナーも開催されているのでこれ以上望むものは何もありません。開業すると、大きい病院や大学病院勤務と異なり、あまり学会に行けないので情報発信やサポートがあるのがありがたいのです。引き続きそのような活動やオンラインのセミナーも続けていただければと思います。また、やはりアフィニティーコンパクトのような検査機器を使いこなすには海外からの情報も必要なので、そちらについても今後はより発信していただきたいと思います。

 

 

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Q: 今後の展望や今後新規開業される方へメッセージやアドバイスはありますか?

展望としては今のシステムを成熟させて、補聴器外来のように広い防音室で説明しながら進めなくてはならない検査は広い防音室の中でアフィニティーコンパクトとタイタンを駆使して実施し、一般的なスクリーニング的な検査についてはダイアテックさんにもあるような小型の聴覚検査機器と電話ボックス型の防音室を外に置き実施したいです。

耳鼻咽喉科クリニックをこれから開業する方は、必ず補聴器に対する患者さんのニーズを満たさないといけない状況です。補聴器外来をやるのであれば、補聴器相談医はもちろん、補聴器適合判定医も取得して、聴覚に詳しい言語聴覚士や臨床検査技師、あるいは看護師とともに外来をやることをお勧めします。また、信頼できる補聴器販売店とタッグを組むことも必要です。しかし、それ以上に大事なのが、設備をしっかりと整えることです。信頼と実績のある検査機器と防音室を導入しないことには、意味がありません。