補聴器検証システムVerifit2(ベリフィット2)の販売開始について

2024年5月16日


ダイアテックカンパニーはオーディオスキャン社(カナダ オンタリオ州ドーチェスター)が開発、インターアコースティクス社(デンマーク、ミデルファート市)により世界中に販売されている両耳同時測定に対応した実耳測定/補聴器特性測定装置「Verifit2(ベリフィット2)」を、2024年5月16日(木)より販売開始いたします。補聴器ユーザーにより優れた「聞こえ」を提供するための機能を備えた「Verifit2」は、専門家や臨床家のノウハウに裏付けられた経験と高度なテクノロジーを駆使し、直感的認知を促す操作画面を有する補聴器検証システムです。これまで以上に簡便かつ迅速に補聴器の検証を行うことが可能となり、施設全体の業務効率化に貢献します。

 

  

 

実耳測定(REM)では各個人の外耳道の容積、長さなどによる音響特性の違いによりそれに合わせたきめ細かな補聴器調整が可能ですが、外耳道へのプローブチューブの挿入には訓練や手間がかかるため、日本ではこの点が実耳測定を行う上での主なハードルの要因と言われています。「Verifit2」では実耳測定に加え、外耳道へのプローブチューブの挿入不要で実耳測定に限りなく近い理論値でシミュレーションを行えるS-REM(Simulated-REM)を実装しています。このS-REMによって、両耳同時測定対応の疑似耳機能を備えた専用テストボックス内で、実耳測定せずともきめ細かな補聴器検証・調整を可能にします。技術的な課題や作業効率の観点から実耳測定時のプローブチューブ挿入が困難な補聴器外来や補聴器販売店などにおいて、またプローブチューブ挿入自体が非常に困難な乳幼児ユーザーにおいて、S-REMはゴールドスタンダードの実耳測定に並ぶ方法として非常に有効です。

 

●Verifit2(べリフィット2):製品カタログをダウンロードする

●Verifit2(べリフィット2):ホワイトペーパーをダウンロードする

 

また「Verifit2」では実耳測定、専用テストボックス内でのS-REMいずれにおいてもISTSなどのLTASS(長時間平均音声スペクトル)を刺激音とした出力測定が可能で、昨今機能が進化している補聴器に対しより精度の高い補聴器出力を実行します。さらに圧縮率の適正度を視覚的に評価することに加え、補聴器ユーザーやその家族とのカウンセリング・サービスにも有用なSpeechmapも備えています。Speechmapで表示される語音明瞭度指数(SII)など説得力のある数値を用いれば、補聴器フィッティング目標と補聴器の増幅価値についてユーザーとのさらなるコミュニケーションに加えることが可能となり、他施設との差別化の促進にもつなげることができます。

 

●VerifitLINK:フライヤーをダウンロードする

●プローブガイド:フライヤーをダウンロードする

●Verifit2:クイックガイドをダウンロードする

 

【オーディオスキャン社「Verifit2」主な製品特長】

■両耳同時測定対応の疑似耳を備えたS-REM(Simulated-REM)を実装、外耳道へのプローブチューブ挿入不要で実耳測定に限りなく近い出力結果の取得が可能

 

■ユーザーとのカウンセリングに有効なSpeechmapによるフィッティング目標の数値化、フィッティングプロセスの視覚化により聴覚リハビリテーション・継続指導が可能

 

■VerifitLINKによる自動フィッティング機能により適格なターゲットマッチをごく短時間で実施可能(REM/S-REM※両方で対応)

 

■12.5kHzまでの検証が可能、広帯域対応の高度な機能を備えた補聴器にも対応(REM/S-REM両方で対応)

 

■プローブガイドにより実耳測定時における鼓膜付近までのプローブチューブの適切な配置をリアルタイムで支援、複雑なテクニックは不要でチューブ挿入をかつてないほど簡単に行うことが可能

 

※補聴器ブランドによっては対応していない製品もございます。

 

 

 

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