補聴器フィッティング関連複合機 アフィニティーコンパクトの販売開始について

2020年6月1日


ダイアテックカンパニーはこの度、聴力測定、補聴器特性測定、実耳測定およびビジブルスピーチマッピングが自由な組み合わせで搭載できるPCベース型の補聴器フィッティング関連複合機「アフィニティーコンパクト」を2020年6月1日(月)に発売いたします。アフィニティーコンパクトには補聴器適合検査に必要な測定項目が1台に集約されており、被検者のカウンセリングにも役立つソフトウェアツールも搭載しています。



世界的に進む急速な高齢化に伴い、難聴者数も増加していますが、欧米諸国と比較して日本では難聴者の補聴器装用率や補聴器装用後の全体的な満足度も低い状況が続いています※1。補聴器の装用を検討している人や装用者の気持ちの変化に寄り添う形で聞こえの悩みを聞くことが前向きな補聴器の装用と装用後の満足度を高めることに繋がります。アフィニティーコンパクトは、補聴器装用に至るまでの全体の流れにカウンセリングを取り入れ、「クライアント・ジャーニー」を意識した接客プロセスを実現することを重視し、設計・開発されました。


アフィニティーコンパクトには自社開発の新たなプラットフォーム「Griffin」が搭載されており、従来のアフィニティーよりも処理能力が向上しています。専用に開発されたハードウェアでの演算処理により、測定時間の短縮を実現しました。そのためより多くの時間をカウンセリングに費やせるメリットが得られます。


また、机上スペースの有効活用を念頭に設計されており、付属品やケーブルの管理方法にもそれが反映されています。本体背面の各種ケーブルの接続口も、使いやすさと見た目を重視したレイアウトになっています。また、製品不使用時には、本体が自動的に省電力モードに切り替わるように設計されています。本体の前面のLEDインジケーターはさまざまな色で点灯し、測定耳や本体の操作状況が一目でわかります。各測定モジュールはそれぞれ専用画面があり、見た目や基本的な操作方法も統一されており、操作者も直感的な操作が可能です。机上スペース、測定者のスキルや時間的な余裕などさまざまな要因を考慮しながらその中で最善のワークフローを提供できる柔軟性があります。



アフィニティーコンパクトの主な特長

1. 環境ノイズの確認

聴力測定中に環境ノイズ確認用の専用マイク(オプション)が作動し、記録している閾値に関連する環境のノイズ状況を確認できます。これにより、測定値の質を確認した上で評価や診断を行うことができます。



2. 音場環境の調整

音場環境の調整機能では、調整用の専用マイク(オプション)と、複数の刺激音を用いて正しい音圧となるように調整します。この調整により、測定時の自由音場環境で高品質で正確な刺激音を呈示することができます。



3. 実耳測定(REM/RECD)の高周波数測定

補聴器は高周波数まで増幅されているため、調整して増幅されている周波数を測定することも必要です。アフィニティーコンパクトのREM用ヘッドセットを使えば16 kHZまで測定でき、12.5 kHzまでは信頼性のある結果を得ることができます。また、RECDカプラー測定でも16 kHzまで測定が可能です。



4. 実耳測定(REM/RECD)中の試聴

被検者だけでなく、測定者はプローブマイクまたはカプラーマイクから出力された補聴器の音を直接モニターホンから聞くことができるため、被検者のフィードバックをより深く理解できカウンセリングに役立ちます。また、ご家族であれば例えば、保護者がお子さんの補聴器での聞こえ方を確認するときに有効です。



5. 補聴器のデータ移行

補聴器を既にお持ちの被検者が新しい補聴器へアップグレードする際に、一から調整するのは非効率的です。アフィニティーコンパクトは実耳測定(REM/RECD)を用いて、現在の補聴器の特性に合わせて補聴器を調整することができるため、補聴器メーカーや機種を変更するときに有効です。



6. IMC 2 プロトコルへの準拠

HIMSAの統合的な規制「IMC2」は補聴器調整時に、聴覚測定装置と補聴器フィッティングソフトウェア間におけるデータ通信を容易にしてくれます。アフィニティーコンパクトはIMC2プロトコルに対応しているすべての補聴器メーカーの製品をサポートすることができます。


 



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